HSP=Highly Sensitive Person 感受性が強く敏感な気質を持った繊細な人。

👤「もっと生活や心が生きやすくなりたい…。私ってもしかしたらHSPに当てはまるかな。」

当記事を読めばHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)がどういう人のことかわかります。
結論から申し上げますと
大切なことは3つ!
①HSPと自覚することが大切 ②自分の特性を受け止める ③生活や心を生きやするよう整えていく
自分が、HSPなのかを記事を読んで確かめてみましょう。
\このような方におすすめの記事です!/
- HSPとは何か知りたい
- 日々生きづらさを感じている
- HSP看護師はなぜ辛いと感じるのか

私自身、HSPだと分かって本当に心が軽くなりました。
私の体験談も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
1.HSPってどういう特性があるの?
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。
簡潔に言うと、「人よりも繊細で敏感な性質を持つ人」という意味合いになります。
この概念はアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が1996年に提唱したものです。
アローン博士は、HSPと定義付けるには、4つの特徴が該当することだと話しています。
4つ全てに該当しないのであれば、定義付けられる敏感気質でない可能性が高い、と解説しています。
①物事を複雑かつ深く考える
②ささいな刺激に対して過剰に反応する
③感情が動きやすく共感しやすい
④五感や小さな変化に敏感
👤「あ。これ当てはまる」
👤「あの人は、HSPなのかも…」
自分にあてはまらないか、また部下や同僚、家族にこういう人がいないか
イメージしながらチェックしてみてください。
①物事を複雑かつ深く考える

例
✔️物事を深く考えてしまい、一度にたくさんのことを頼まれるとパニックになる ✔️考えすぎて結論を出すまでに時間がかかる ✔️優柔不断
②ささいな刺激に対して過剰に反応

例
✔️相手が不快な思いをしないように、先回りして気を遣う ✔️冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう ✔️肌着のチクチクする素材が我慢できない程気になる
③感情が動きやすく共感しやすい

例
✔️面白くなくても、周りが笑ってたら笑ってしまう ✔️誰かが怒られると自分も怒られた気分になる ✔️誰かがイライラしていると自分もイライラする
④五感や小さな変化に敏感

例
✔️察することが得意で、察してほしいと思うことも多い ✔️相手の顔色を優先して自分のキャラや意見を変えてしまうことが多い ✔️とても疲れやすい
【看護師体験談】生きづらさを自覚


私の職場での生きずらさ体験談を3つ紹介しますね。
辛かったぁ。
①もう人と接したくない。
外科病棟で働いている時、
私は隠れて記録をしたり
必要最低限のこと以外は人と話さない人でした。

1つ目の体験談です。
看護師2年目の半ば。 ナースステーションのど真ん中で、 ベテラン看護師田中さん(仮名)に怒鳴られました。 お昼時に、田中さんの本日の担当で患者鈴木(仮名)さんが下血して、血圧測定したら60台。ベッドの足側を挙上し先輩に報告しました。 休憩から戻ってきたベテラン看護師。 田中看護師:「え。鈴木さん、急変したの?なんで、あたしに報告ないわけ?」 私:「すいません。田中さん、お昼休憩だったので違う先輩に報告しました…」 田中看護師:「は?担当今日私なんだけど。はい、じゃぁ状況説明してください?」 私:(状況説明する。) 田中看護師:(半笑いで)「なに、勝手にやってんの?それはあなたのアセスメントでしょ?正しいと思ってやってんの?てか、いっつも思ってたけど、コミュニケーションできないよね?いつも1人で行動して。ムカつくんだけど。」 私:(え。怖い怖い…ナースステーションだよ?皆見てる、やだ。他の看護師に報告したよ?) 目頭が熱くなる。 言い返したいけど、ここは皆が見てる。 うまく言い返せないかもしれない。 涙を堪えて声が裏返っちゃいそう… だし、自分が悪いのかもしれない。。 走って、休憩室で1人で声を出して泣きました。
人とうまく関われない。 さらに、1人になりたい。と思うきっかけとなって しまいました。
②患者さんの死や余命宣告された家族
急性期病棟では、
術後、がんの化学療法をしている患者さんが大半でした。
患者さんや家族に同情し泣いてしまったことが何回かあります。

2つ目の体験談です。
看護師2年目の春。 術後の患者さんの受け持ちの自立をし、化学療法も行う為に勉強していた時期です。 50代の胃がんの患者宮本(仮名)さん。 胃切除の手術のために入院してきた。 いつも、明るくて優しい方。 私が忙しなく電子カルテを持って廊下を歩いている時、 「おー。気をつけてなっ!頑張ってヨ。」 といつも笑顔で話しかけてくれました。 術後、食事がなかなか食べられなく入院日数延長。 食事を下げる時それでも宮本さんは笑顔で、 「ごっめーん。食欲ないや。ごめんねー!」と 明るかった。 無事、ご飯も食べれるようになり退院。 2ヶ月後…。 病棟にまた宮本さんが入院してきた。 私:「あれ?宮本さん!」 宮本:「あははー。久しぶり!」 私:「どうされたんですか?」 宮本:「なんかぁ。再発?しちゃったみたいで。いやー薬やるらしいんだよねぇ。参った!(笑顔)」 私:「そうなんですね…無理せず頑張ってくださいね」 宮本さんと奥様が、先生に呼び出された。 半年という余命宣告を受けたそう。 奥様が、ステーションで泣き叫んでいた。 私:(可哀想。辛いですよね…急に言われて。あぁ、慰めてあげたい。私もすごく悲しい…何もできなくてごめんなさい。) 咄嗟に走って、奥様の話を聞き、一緒にボロボロと泣いた。 宮本:「俺は、大丈夫だよ?そんな泣くなよ。点滴の治療(化学療法)すれば、もしかしたら良くなるかもしれないんだろ?」 と、笑顔で話かけてくれた宮本さんの目は赤く涙が溢れそうだった。
定期的に訪れる患者さんの死。余命宣告。
同情、共感を異常にしてしまうんですね、私。
③1つ上の先輩が鬱?

3つ目の体験談です。
弱っている人や困っている人をほっとけないんですよねぇ。
看護師2年目の冬。 1つ上の先輩看護師高橋(仮名)さん。 アニメオタクで声も高く、お話好きで… そんないつも笑っていた先輩が突然おかしくなった。 ある日突然、化粧もせず髪の毛もボサボサ。 声に活気がなく、必要最低限の事しか話さない。 皆:「誰かに振られたんじゃない?」 「理由を誰にも話してないみたいだよ。」 「いい大人なのに、迷惑だよねー。」 私:(え。みんな酷い…。高橋さん、あんなに明るかったのにどうしたんだろう。すごく辛いんだろうな。何か、私にできることはないかな。。) 家に帰っても、高橋さんのことが気になってしょうがなかった私。 ある日、夜勤が一緒になった。 高橋さん:「ごめんね。暗いと怖いから夜間も夜は廊下の電気付けっぱなしでいい?」「休憩中、ドア開けたままでいい?1人で部屋にいると怖いの。」 私:「私でよければ、お話し聞きます。お話しするだけでも、心が楽になると思います。話すのがお辛いなら構いません。」 と何回か声掛けしてみた。5回目くらいに、高橋さんから… 高橋さん:「ほんと、ぽんちゃん(私)だけにしか言わないからね?実は、最近恋愛系の悩みがあって…考え過ぎてもう3日くらい寝てないの。辛くて家に帰ってずっと泣いてる。精神科に行ったほうがいいかな?もう、本当っに死にたい。」 私:「寝れないのはお辛いですね。考えてしまうのは仕方がないことだと思います。私は、死んでほしくないです、心配です。精神科に相談してみてもいいと思います。」 何回か勤務が被り2人になると、高橋さんが私に悩みを打ち明けてくれました。 高橋さん:「本当にありがとう。こうやって聞いてくれる人がいて本当に助かったよ、ありがとう。。」 と話してくれました。 少しでも、心が軽くなってくれて 私も心から嬉しかったです。
当時は、自分の事のように悩んでしまいました。
どう、声を掛けたらいいかネットで調べたり。
HSP看護師が仕事が辛い3つの理由

①女性中心の職場
・派閥になりやすい ・いじめや仲間外れ、悪口が飛び交うことがある ・人手不足になりやすい ・人間関係めんどくさい
激務だからみんなイライラしちゃうんですね。

気が強い人も多いですし…
②多忙な環境
検査や手術など時間で決まっている事が多い。
なのに、急変や転倒。ナースコールの嵐…
優先順位をつけて行動しないとミスしてしまう…
👤「インシデントを起こしたらどうしよう」
👤また、先輩に怒られる。。」
・一度に沢山のことが怒り、優先順位を決めて行動する必要がある ・大雑把にやるとインシデントを起こしそうで怖い ・責任が重く仕事の時間も不定期 ・皆、忙しなくイライラしてて怖い。
HSPさんは、【一度にたくさんのことが起こる・頼まれる】という状況になると、【イライラしたり、不快になったりします。】
③患者さんや弱っている人に感情移入し過ぎてしまう

看護師さんは優しく世話好きな方が多いです。
だからこそ、抱えてしまう悩みなんですね。
・困っている人がいたらほっとけない。 ・なかなか感情を切り替えられず、ずっと考えてしまう ・患者さんの死に耐えられない。自分も悲しくなる
激務だから、ゆっくり患者さんの気持ちに寄り添う時間もなく、自己嫌悪になることありませんか?
HSPだからってなに?

HSPだからどうしたの?日常生活で困っている事に対応できるように考えればいいんじゃない?

HSPいいじゃん。共感力が高くて感受性が高いなんて素敵じゃん。

確かに…HSPだけど、受け止めて前を向いていこう!
①HSPだからなに?病気でなく気質
前途したように、HSPは病気でなく気質です。
5人に1人がHSPなんです。
生きづらさを感じているのはあなただけではありません。
一緒に生きやすい環境を整えていきましょう。
②日常生活に支障がある部分は何か
記事でHSPの特性がわかりました。
当てはまることで、日常生活で支障のない部分は
あなたの魅力です。
別に、五感が鋭くていいんです。
共感力が高すぎて同情してもいいんです。
生活上に支障をきたさなければ。

自分が今、辛いと思っていること。
生きづらいと感じていることをリストアップしてみましょう。
例 ・他人に同情し過ぎて家でも他人の悩みを考えてしまい、自分が好きでやりたいこと(映画見る、ブログ書く、料理作る)ことができない。 ・怒られたことを根に持って、ずっと考えてしまう。考えすぎて泣いてしまう。 ・職場に行くと、動悸がして焦燥感を感じ死にたくなる。

身体や心に支障をきたしていますので、セルフケアを考えていく必要がありますね。
③HSPだっていいじゃないか
HSPって悪いことではないんです。
HSPのメリット(良いところ) ・ひとりの時間が苦にならない ・感受性が高く深く芸術や風景に感動できる ・共感力が高く、人に寄り添える ・気配りができる ・視野が広く慎重に物事を進めることができる
など、たくさんの強みがあります!

HSPさんは、他の人にない独自の良さがあるんです。
素敵ですね。私は、HSPさんは優しく素直で誠実な方が多いので好きです。
まとめ
HSPだからってなに?ってことなんです。
・HSPって繊細。強みもたくさんある ・HSPと自覚してみよう ・日常生活の困っていることに対応できればそれでいい
強みもいっぱいあります。
でも、生きづらいんですね。分かります。
本当に分かります。私も、日々HSPを受け止め生きやすい環境を整えるようにしています。
当ブログでは、私のここよわ体験談をお伝えしたり、
生きやすい環境を整えるために実践しているセルフケアをお伝えしていこうと思います。
1人でも多くの人が、素敵な人生をおくれますように。

一緒に考えていきましょう。
最後まで、読んで頂き本当にありがとうございました♪
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